傾聴ライター活動のすすめ

傾聴ライター活動に興味を持っていただきありがとうございます。

認知症になっても暮らしやすい地域であるように、それぞれができることを形にしていく活動です。

認知症カフェで、地域で、自分たちの暮らしの中で

おもいで栞をコミュニケーションのひとつとしてご活用ください。

認知症は、記憶そのものが消えていくわけではありません。

人生の様々な記憶は、心のポケットの中に確かに入っています。

ただ、奥深くにしまわれ、取り出しにくくなってしまう場合があります。

そのため、今、取り出せる記憶の中で生きていくことになるのです。

食べ物がなかったとき、働き詰めだったときの苦しい記憶。子育てをしていたときの輝いていた記憶。

あの方は今、どんな記憶の中で生きているのでしょうか。

認知症の方が語る意味~目的のある会話

傾聴ライターに話をすることで、社会との接点が生まれます。

たとえ会話の内容があいまいでも、相手の話を聴いたり、自分が何かを伝えようとする

目的のある会話が大切です。

気を使ったり、笑ったりすることも重要なのです。

私たちだからできること~話してもいいよ

わたしたちは、「話を聴かせて」と思っている、話相手です。

認知症の方が、「あなたに話してあげようかな」と、

「役にたってあげてもいいよ」と思える対人関係が築けるのは、

私たちが治療者でも、介護職でもない、

ただの話し相手だからです。

わたしたちにとってすてきなこと

    ~自分の人生を見つめる

人の人生と向き合うとき、自分の立ち位置を見つけて向き合わざるを得ません。

自分はどう生きてきたか。これからどう生きていくか...。

そんな自分の人生を見つめる時間となります。

まわりの人にとってすてきなこと~ご家族にとって

認知症の進行によって変化する、妻との、夫との、親との関係性。

日々の介護と、その変化を目の当たりにするのは家族だからこそ、

話をじっくり聴くのは難しいことかもしれません。

傾聴ライターの活動は、認知症の方の想いや人生のエピソードを知る機会になります。

また、ご家族と一緒に昔話をすることによって、

「自分はこう思っていた」、「この人をこう見ていた」と客観的に捉え直すこともできるかのしれません。

それが、日常の接し方を振り返ったり、敬意が高まったり、社会性や人間性を再発見することにもつながっていくのではないかと思うのです。

まわりの人にとってすてきなこと

  ~介護スタッフにとって

一人の利用者に対して、複数のスタッフがそれぞれの栞をつくるのはどうでしょう。

人間はいろんな顔を持っています。

それは認知症になっても同じ。

利用者のイメージが膨らみ、さまざまな角度から理解するツールになるのでかないでしょうか。

まわりの人にとってすてきなこと

  ~認知症カフェで

お互いを知るきっかけとして、栞作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。

発表しあうと、共通点がみつかり、話が弾みます。

本人が作るのを周りでサポートするのもいいですね。

認知症の有無に関わらず、お互いの人生を共有することは、豊かなコミュニケーションを生み出します。

むすび傾聴ライター講座では、栞つくりの意味からノウハウまで様々な専門家から学びました。

本冊子は講座のエッセンスをまとめたものです。講座開催に活用ください。

また、おもいで栞を作ってみたい方へ、栞のテンプレート(Word,PowerPoint)を差し上げます。

ご連絡ください。

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